バレーボールやバスケットボールの選手を見ていると、背が高いことに気づきます。
もともと背が高いからバレーボールやバスケットボールをするのか?
それとも背が高くなるスポーツがあるのか?
今回は、運動と身長の気になる疑問について解説します。
「スポーツで身長は伸びるの?」「身長が伸びそうなスポーツはあるの?」など、これからスポーツを始めようとしている人や、子どもに身長が伸びそうなスポーツを考えている保護者の方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
運動と身長は関係しているの?背が伸びる仕組みを知ろう
「運動やスポーツと身長には関係性があるの?」
その答えは、背が伸びる仕組みを知ることで理解しやすくなります。
そこで次に、背が伸びる仕組みについて解説します。
どのような仕組みで身長が伸びるのか、理解を深めていきましょう。
背が伸びるのは骨が伸びるということ

背が伸びるのは、一言で説明すると「骨が伸びる」ことを言います。
しかし、骨と言っても骨自体が伸びるのではありません。
骨の内側にある骨端線(こったんせん)と言われる柔らかい軟骨が広がることにより、身長が伸びていきます。
骨端線が伸びる理由にはいくつかあり、主に次の要因が挙げられます。
- 成長ホルモン分泌を促す質の良い睡眠
- 栄養バランスが良い食生活
- 骨端線に適度な刺激を与える運動
上記の要因が重なり、思春期にかけて身長が伸びていきます。
一般的に男性は17〜18歳前後、女性は15〜16歳前後を過ぎた頃から骨端線が閉じてしまいます。
骨端線が完全に閉じて骨化することで、背が止まります。
また、
- 骨端線が20歳を過ぎても閉じない場合
- 姿勢矯正
などにより、思春期を過ぎても身長が伸びる可能性もあります。

身長を伸ばすのにはホルモンが大きく関係している
次のホルモンは、成長因子として身長を伸ばすために深く関係します。
特に子どもの頃に活発に分泌されるホルモンもあるため、特徴をしっかり把握しましょう。
- 成長ホルモン
- 甲状腺ホルモン
- 性ホルモン
- 成長ホルモン
成長ホルモンは、脳下垂体から血液中に分泌されるホルモンです。
肝臓や骨の先端近くにある軟骨に働きかけて、インスリン様成長因子 (IGF-1)を合成します。
このIGF-Ⅰの作用で骨が成長して、身長が伸びていきます。
成長ホルモンは深い睡眠をとっているときに大量に分泌されるため、質の良い睡眠をとることが大切です。
また、骨の成長には成長ホルモンの他にも、甲状腺ホルモンや性ホルモンが関わっています。
甲状腺ホルモン
甲状腺とは、喉の前側にある内分泌腺です。
甲状腺は食べものに含まれるヨウ素からホルモンを作り、血液中にホルモンを分泌します。
甲状腺ホルモンは、全身の多くの細胞に作用するホルモンで骨の成長を助ける働きがあります。
同時に成長ホルモンの分泌を正常にしたり、身体を活発にする働きを持っています。
性ホルモン
性ホルモンとはステロイドホルモンの一種です。
男性は男らしく、女性は女らしい体つきや機能を作り出す働きをします。
思春期以降の性ホルモンの上昇が、思春期の成長に重要に作用します。
性ホルモンが成長ホルモンのIGF-1系の分泌を増加させて、身長促進作用をもたらします。

運動をすることで骨や身体にも刺激が与えられる可能性はある
ホルモン以外にも運動による身体への刺激で、身長が伸びる可能性があります。
スポーツそれぞれの特徴を確認しましょう。
よくジャンプするスポーツ
ジャンプを続けることで骨端線の間が開いて、身長が伸びやすくなると言われています。
骨は、重力や地面からの衝撃などを感知してから骨作りの指令を出します。
そのため、衝撃を継続的に骨に与えられるジャンプスポーツは、身長が伸びる可能性が高くなります。
またジャンプに限らず、身体をひねったり、曲げたり、そらしたりしながら行う全身運動はおすすめです。
全身運動の刺激が軟骨に栄養を行き渡らせていき、関節液の循環を良くすることで、骨の成長を促す効果が期待できます。
あまり筋肉をつけず、柔軟性が求められるスポーツ
筋トレが身長に及ぼす影響については具体的な証拠はありませんが、小さい頃から筋トレのやりすぎは注意が必要です。
筋トレで筋肉をつけていく際のメカニズムは、筋肉に損傷を与えて回復するときに筋肉を太くします。
そのため、成長期に必要なエネルギーが筋肉を作るために取られてしまうと、身長に何かしらの影響を与えてしまう可能性が考えられるので、過度の筋トレは控えた方が良いでしょう。
また、成長期には身体の柔軟性をつけることも大切です。
身長が伸びているときは骨だけが伸びているのではなく、それに合わせて筋肉が引っ張られています。
筋肉の柔軟性が失われて硬くなってしまうと、ケガのリスクも高まります。
また、姿勢を崩して成長の妨げになる可能性が高いため、習慣的なストレッチを行いながらスポーツに取り組みましょう。

身長が伸びるスポーツおすすめランキング
次に、身長が伸びる可能性が高くなるおすすめスポーツを紹介します。
間違ったフォームはケガに繋がるため、正しいフォームややり方で行いましょう。
バレエ
バレエは、姿勢を正しく保つことや筋力を鍛えることによって、子供の身長の成長に良い影響を与えます。バレエでは、脚や背中、腕などの筋肉を鍛えるトレーニングが欠かせず、特に背筋や腰回りの筋肉を鍛えることによって、正しい姿勢を保つことができます。正しい姿勢を保つことは、身長を伸ばすために重要な要素の一つであり、バレエを習うことで姿勢が改善されることによって、身長の成長を促進することができます。
また、バレエでは体幹のトレーニングも重要です。体幹を鍛えることによって、身体のバランス感覚が向上し、身体を正しい姿勢に保つことができます。これによって、骨盤の位置が安定し、脊椎が正しい位置に戻ることができるため、身長の伸びを促進することができます。
さらに、バレエでは、足や腰などの関節を柔らかくするストレッチが欠かせません。ストレッチによって、筋肉が柔らかくなり、身体の可動域が広がるため、身長の伸びを促進することができます。
トランポリン
トランポリンは、子供たちの好きな運動の1つで、身体能力の向上やエンターテインメントとしても人気があります。また、トランポリンには子供の身長の成長に対する効果もあります。
トランポリン運動は、ジャンプや跳躍を通じて骨や筋肉に負荷を与え、骨密度の増加を促すことが知られています。骨密度が高いと、骨がより丈夫になり、将来の骨粗鬆症のリスクを減らすことができます。
また、トランポリン運動は、身体のバランス感覚を向上させることができます。バランス感覚が向上すると、姿勢が良くなり、脊椎が正しい位置に保たれるようになります。
これにより、脊椎の負担が減り、正しい姿勢を維持することができます。正しい姿勢を維持することで、身長が伸びやすい状態を作ることができます。
しかし、トランポリン運動は、適切な安全対策が取られていない場合には怪我をする可能性があるため、適切な指導者や安全装置の下で行われる必要があります。
また、長時間トランポリンを使用することで、腰痛や足首の痛みが引き起こされることがあるため、適度な運動時間を設定することも大切です。
縄跳び
縄跳びは、子供の身長の成長に良い影響を与える運動のひとつです。縄跳びは有酸素運動であり、運動によって骨や筋肉を刺激することができます。この刺激により、成長期の子供の骨の成長が促進されます。
特に、縄跳びは脚部の筋肉を鍛えることができ、これが身長の成長に重要な役割を果たします。下半身の筋肉が鍛えられることで、骨に対するストレスがかかり、骨の成長を促進します。また、縄跳びを行うことで、骨密度の向上にもつながります。このため、縄跳びは子供の身長の成長に役立つ運動の一つとされています。
ただし、縄跳びには注意点もあります。運動不足の子供が急に縄跳びを始めると、ケガをする可能性があるため、適切な指導や監督が必要です。また、縄跳びをする場合は、適切な靴を履き、適度な時間・回数で行うことが重要です。運動量や方法を調整し、安全に行うことで、縄跳びは子供の身長の成長を促進する健康的な運動となります。

バスケットボール
バスケットボールでは、身長が高いほど有利なため、競技を行うことで自然と背が伸びると考えられています。しかし、実際には、身長が高いからバスケットボールを始めるという方が多いのも現実です。
バスケットボールはジャンプやダッシュなどの運動が多く、このような激しい運動をすることで成長ホルモンの分泌が促進されると考えられています。
成長ホルモンは、骨の成長を促進するホルモンであり、子供の身長の成長に重要な役割を果たします。
また、バスケットボールは運動量が多く、全身の筋肉を使うため、筋力や持久力が向上するとされています。これにより、骨や筋肉の発達が促進され、身体全体が健康的に発育すると考えられています。
バレーボール
バレーボールは、子供の身長の成長に非常に良い影響を与えるスポーツの一つです。
バレーボールは、ジャンプやブロックなどの動きが多く、それらを行うことで下半身の筋肉が発達し、骨の成長を促進します。特に、ジャンプによって脚の筋肉を刺激することで、成長期の子供の骨の伸びを助けます。
また、バレーボールは、バランス感覚や反射神経を養うことができるため、運動神経の発達にも良い影響を与えます。また、チームでプレーすることで、コミュニケーション能力や協調性も身につけることができます。
しかし、バレーボールは肘や膝に負担がかかるため、正しい技術やトレーニング方法を身につけることが大切です。また、怪我をしないように十分な準備運動を行い、過度な練習を避けることも重要です。
適度な練習と休養を取り、バレーボールを通じて身体と精神の健康を促進し、身長の成長にも貢献することができます。
身長を伸ばしたいなら食事や睡眠もしっかり取りましょう
成長期に重要なことは成長ホルモンの分泌を促し、丈夫な骨を作る環境を作ることです。
スポーツで背が伸びるのを過度に期待し過ぎるのではなく、バランスの良い食事と質の高い睡眠を心がけましょう。


次に、食事や睡眠と身長の関係性について説明します。
食事と身長
骨はたんぱく質が材料になります。
昔から牛乳を飲むと背が伸びやすいと言われてましたが、あくまで牛乳はたんぱく質の一つに過ぎません。
大切なのは、成長期に必要な栄養素をバランス良く摂ることです。
骨を作るたんぱく質、骨を強くするカルシウムやビタミンDを始め、あらゆる栄養素を1日3食の食事でバランス良く摂りましょう。
また、ビタミンは微量栄養素でなかなか食事では十分な栄養を吸収できない場合があります。
その際は、おすすめの身長が伸びるのに必要な栄養を補うサプリを活用しましょう。
モリンガ配合の栄養サポートサプリ
ノビエースがおすすめ


- ビタミン、ミネラル、鉄分が豊富なスーパーフードのモリンガ配合
- 大豆由来のプロテインやBCAA、HMBが体づくりをサポート
- 成長期に積極的に摂りたい話題の成分α-GPCも配合
ノビエースは成長に必要な3要素である、食事・睡眠・運動をサポートする成分が配合されている成長補助サプリです。
牛乳で割ればココア風味になるので、毎日美味しく飲めるのがポイント。
大豆由来のプロテインやHMBも配合されているので、成長期の身体作りをサポートしてくれます。
また、成長ホルモンをサポートすると言われ、母乳にも含まれている今話題の成分「α-GPC」も配合。





ノビエース1杯にこんなにα-GPCが入っているのね。
毎日コップ一杯の牛乳に溶かすだけでこんなに多くの種類の栄養素をバランスよく補えるので、栄養面での不安や献立の悩みも少し軽くなりそうですよね。
初回30日間の返金保証も付いているので、気軽にお試しできそうです。
成長期のサポート成分を本格配合
- 17種のアミノ酸をバランス良く配合している
- スポーツをする子どもの強力なパートナー
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セノバスプラスは17種のアミノ酸がバランス良く配合されており、その中でもL-アルギニンの配合量は2,500mgとなっています。
アルギニンの推奨摂取量は成人で2,000mg〜4,000mgです。こどもの推奨摂取量は明確に決められていませんが、2,500mg配合されていれば十分といえるでしょう。
他にも成長期に必要な栄養素がたくさん配合されています。
カルシウムやビタミン、乳酸菌などお子さんの成長をサポートする栄養素がたくさん。
好き嫌いの多いお子さんでもりんご味なら、きっと飲めるでしょう。
セノバス+をお得に買える定期コースはいつでも解約可能です。
初回だけ購入した後に、解約することも可能です。1ヶ月だけ買ってみたいという方でも定期コースを利用すればお得です。※解約は次回お届けの5日前までに手続きをしてください








睡眠と身長
睡眠は、特に身長を伸ばす要素である成長ホルモンと大きな関わりがあります。
昔から良く、睡眠のゴールデンタイムである22時〜2時の間に寝ていると身長が伸びると言われてましたが、科学的根拠となる証拠は見つかっていません。
現在は、入眠から2〜3時間が成長ホルモンの分泌に重要と考えられています。
入眠から2~3時間後に成長ホルモンが分泌されやすいように、質の高い眠りに導く準備が大切になります。
次のような、質の高い睡眠に繋がる寝る前の行動を実践してみましょう。
- ゆるめのお湯でゆっくりお風呂に入る
- 軽いストレッチ
- パソコンやスマホ、ゲームやテレビを控える
- 睡眠をサポートするサプリを飲む


身長を伸ばすためには偏らずにバランス良くやっていこう
- 身長には3つのホルモンが関係している
- ジャンプ系に加えて全身運動が多いスポーツは、身長が伸びる可能性が高い
- バランスの良い食事と質の高い睡眠が一番大切
食事と睡眠と運動をバランス良く行うことは、身長が高くなる効果が期待できます。
また、大人に向けての健康的な身体作りにも繋がります。
ぜひ、成長期の可能性を高められる規則正しい生活を実践していきましょう。



