骨端線は身体が成人になると閉鎖することで、身長の伸びに大きな影響を与えます。
ここでは、骨端線と身長の伸びについて詳しく解説していきます。また、「いつ骨端線が閉じるのか？」骨端線が閉鎖する前にするべきことについても紹介していきます。
骨端線はいつ閉じるの？
骨端線とは、骨幹と呼ばれる骨の中央部と、骨端との間にある成長する軟骨のことをいい、この軟骨部分にある細胞が活性化し、硬い骨となり骨が伸びます。
一定の年齢になると活性化が見られなくなることを骨端線が閉じるといいます。
骨年齢が、男子では17歳前後、女子では15歳前後になると、骨端線が閉じ、成熟した大人の骨になり、身長の伸びが止まります。
骨端線が閉じるサインってある？
骨端線が閉じていることを、目視で確認する方法に「レントゲン」がありますが、怪我などをしていない限りレントゲンは使用できません。
骨端線が閉じる目安として、初潮や声変わりという意見もありますが、サインらしいサインはなく、先述にある男子・女子の年齢で判断するのが望ましいでしょう。
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骨端線が閉じるまでにやるべき3つのこと
骨端線が、身長の伸びに大変影響があることはわかっていただけたでしょう。
では、骨端線が閉じるまでに何をしないといけないのか？やるべき3つのことを解説していきましょう。
栄養バランスがいい食事をする
成長期において、骨端線が閉じるまでの栄養バランスは大きく影響します。骨端線が閉じてしまってから、いくら栄養を摂っても骨が伸びないからです。
身長を伸ばすことに着目すれば、カルシウムよりたんぱく質のほうが栄養素としては必要です。
分かりやすくいうと、カルシウムは骨を丈夫にする骨密度を上げるための栄養素で、たんぱく質は骨を成長させる縦の成長に大事な栄養素になります。
しかし、骨密度が少なければ骨が弱くなってしまうのでバランスが大切です。
骨端線が閉じる前に、必要なたんぱく質やカルシウム、骨代謝にも影響する亜鉛やマグネシウムなど、栄養バランスを整えて摂取することが大切です。
そういったバランスの取れた食事は継続することが難しいので、必要に応じて成長サポートサプリを使うのも一つの手段でしょう。
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十分な睡眠をとる
骨端線が閉じる前にしっかりするべきことの2つ目は、「十分な睡眠をとる」です。ただ睡眠をとるのではなく、「深い眠りにつく」ことが大切です。なぜなら、深い睡眠と成長には深い関係があるからです。
骨端線は、「身長が伸びる=骨が伸びる」というくらい大切で、骨端線付近に存在する骨芽細胞の働きが関係しています。
この骨芽細胞の働きを促す成長ホルモンは、深く眠っている間に最も多く分泌されるので、十分な睡眠をとることは身長を伸ばすことと同じくらい重要な意味を持っています。
睡眠は単に身体を休めるだけではなく、成長期の身体にとって大きな役割を持っているので、質のいい睡眠を心がけましょう。
日中の適度な運動や、精神面でのストレスを取り除いてあげるなど、生活環境を整えることも大切です。
適度な運動も大事になる
骨端線が閉じる前にしておきたいこと、「栄養素のバランス」「睡眠」と並んで重要な要素とされるのが、「適度な運動」です。睡眠と同じく身体を動かすこともまた、骨や身体の成長に欠かせないもので、成長ホルモンの分泌を促してくれるからです。
運動をすれば、自然とおなかは空くので、食欲増進へと繋がり栄養素の摂取もしやすくなります。また、運動によって適度に身体が疲れるので、質のいい睡眠にもつながります。
このように、「適度な運動」は身長を伸ばす中でも大切な3大要素でもある「栄養バランス」「睡眠」と密接に関わることで、重要な役割を果たしています。
骨端線についてのよくある質問
骨端線は、身長の伸びに重要な役割をしていることを解説してきましたが、ここでは骨端線についてよくある質問に回答していきましょう。
- 骨端線が閉じた後は1ミリも身長が伸びないのでしょうか？
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基本的に骨端線が閉じると成長期が終わるとされています。そんな中、成長期の期間姿勢が悪いまま骨端線が閉じてしまった子も中にはいます。その場合、身体の歪みを治せば伸びることもあります。しかし、骨端線が閉じたあとは伸びても約2㎝程度と言われているので、大きく身長を伸ばすことはできないでしょう。
- 成人してからも骨端線が閉じないことはある？
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骨端線は平均的に男子では17歳前後、女子では15歳前後で閉じると言われていますが、稀に20代半ばになっても閉じない人もいます。この場合、成人を過ぎても身長が伸びることもあります。
